忘れてはならない。福島原発の事故は今も進行中。

<NHK 東電福島第一原発ニュース>より、7月29日のニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/top/index.html
・・・・福島第一原発の1号機から3号機からは、現在も1時間当たり最大でおよそ10億ベクレルの放射性物質が放出されているとみられていますが、敷地内の空気の測定から推測されたもので、正確には分かっていません・・・

―10億ベクレル/毎時!・・・ですぞ。

・・・・このため東京電力は、放出されている放射性物質の種類や量を把握しようと、格納容器の中の空気を抜き出して調べることになりました。・・・・

<排気塔下部の配管の表面付近で10シーベルト(10,000ミリシーベルト)/毎時を計測>8月2日の朝刊
・・・・1号基と2号基の間の屋外での計測。・・・3シーベルトで50%が死亡する。・・・

―10シーベルト!!! 計測器の限界だそうだ。という事はそれ以上かも。
 小出先生は、「使用済み核燃料そのものが、そこにごろんとあるのではないか。考えられないほど高い数値。とても近づけない。(それを計った作業員の被曝が4ミリシーベルト、という発表については)1秒か2秒でその値に達する。」
 琉球大の矢ヶ崎克馬先生は、「建屋の外に高い汚染があるという事は、常時汚染が被って残っているか、なにか新しい噴出がそこにあるか、ではないか。」
―そうなると、3・11日以降、水素爆発で高い放射線が放出された時と、同じくらいの大気中への放出が懸念されるとのこと。かなりおそろしい。
 また、「内部被曝は外部被曝の600倍の影響がある。」ことも

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とんでもない事が今なお起こっているのだ。
危機は去ってなどいない。

今、原発から脱しようと思うのは、全く当たり前の事じゃないの?

菅さんが今まで誰も言えなかった「脱原発」を言った事を、中曽根さん以来推進して甘い汁を吸ってきた自民党も、電力会社も、党首のやり方に不満のある民主党員も、マスコミも、それから、国民一人ひとり・東北の人も東北以外に住む人も、歓迎し、協力して、原発から脱却する時ではないのだろうか。

今の政府が、この原発事故に対して完璧じゃないのは当たり前のことじゃない!?
その前の、自民党政権が、悲劇的な原発事故を起こしうる天災も人災も「想定外」として原発を進めてきた結果に起因するのだから!その人たちは本来、その罪を認め深く反省し、現政権に助言しつつ、協力するのがあたりまえじゃないの?
今、この閉塞感を現政権にだけ、責任を、みんなして押し付ける、その論理がわからない。
みんなとは、もちろん市民も含めて。だって、これまでずっと、原発を推進する自民党を、アメリカの操作があったにしろ、選んできたのは私たちでしょう?
どうしてそこに考えがいたらないのか・・・。

「出来るもんならやってもらおうじゃないの。お手並み拝見」
「原発の恩恵をこうむっているのだから」
「脱原発などできるわけがないじゃない」
・・などと言う方々。
あまりにも、軽薄と思う。
加害者的立場としても、被害者的立場としても、他人事ではない。

現実的とは、いま、どういうことか?

自分の子どもの葬式を出すときに後悔してももう遅い。
将来、今育ち盛りの子供たちが、大人になり子どもを生むとき、悲劇が起こる可能性は高い。

地震国日本。
「他の原発は安全」であろうはずがない。

それに原子炉を動かす限り、一基に付き広島原発7個分の膨大な廃棄物は、毎年、力の弱いモンゴルか日本の過疎地かに運ばれ、その土地を10万年も汚し続ける。

少しでも早く、脱却しよう!
力を合わせて!

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